糖尿病の予防にカフェインが効果的 ?!

糖尿病の予防にカフェインが効果的 ?!

現代病として恐れられる糖尿病。
患者数は年々増えているが、コーヒーはその予防に一役買う可能性があるという。
コーヒーが果たす効果とは ?

2011年に交通事故が原因で亡くなった方は4611人。
まだ多いものの「交通戦争」と呼ばれた昭和30年~40年代の最悪期は、死亡者数が1万6000人に
上ったことを考えれば、大幅に減ったといえるでしょう。
しかし、それとは逆に昭和30年代から増えているのが糖尿病。
現在、糖尿病に関連した病気で亡くなる人の数は年間およそ1万4000人。実に交通事故の3倍以上
の方が糖尿病で亡くなっているのです。
そして今、コーヒーは糖尿病予防の役に立つ可能性があるのではないかと注目されているのです。

わずか半世紀たらずで、糖尿病患者数は約30倍

日本の推定糖尿病患者数は1060万人(2011年)。
しかし、昭和30年代の推定糖尿病患者数はおよそ30万人だったと考えられている。
たった50年間でおよそ30倍になっている。

糖尿病の中でも特に『2型糖尿病』が増加。
しかも糖尿病の可能性を否定できない『予備軍』が1320万人もいる。
そのまま何もしないでいると、10年以内に『予備軍』の約半数は糖尿病になってしまうという
危機的状況です。
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糖尿病にはいくつかのタイプがある。
インスリンをつくる細胞が破壊されて起こる「1型糖尿病」や、遺伝子の異常や肝臓や膵臓の病気や
感染症などほかの病気が原因となるもの、
さらに妊娠中に発見される「妊娠糖尿病」などがある。
急増している「2型糖尿病」は、食べすぎや運動不足、酒の飲みすぎといった生活習慣が関係している。
日本の糖尿病の95%はこのタイプである。

要因は2つあり、これらが作用して発症している。
①インスリンの出る量が少なくなる
②肝臓や筋肉などの細胞がインスリン作用をあまり感じなくなる。
つまりインスリンの働きが悪いために、本来エネルギー源となるべきブドウ糖がうまく取り入れられ
なくなるブドウ糖は、食べ物や飲み物を消化して体を動かすエネルギー源となるものだ。
血液で体の細胞に運ばれ、筋肉や臓器で使われる。糖尿病の検査基準となる「血糖値」とは、
血液中にブドウ糖がどれくらいあるかを示すもの。
糖尿病になると、そのブドウ糖が細胞の中に運ばれなくなり、血液の中にあふれてしまう。

原因は、インスリンというホルモンが足りなくなったり、うまく細胞に作用しなくなってしまうからだ。
インスリンはブドウ糖のコントロールをつかさどっているので、これが機能しなくなると筋肉や内臓に
エネルギーが行き届かなくなる。

糖尿病患者が日本で急激に増えている原因について、食べ物を含む日本人の生活様式が大きく変わった
こと。そして「体質」も原因の1つだという。

もともと日本人は糖尿病になりやすい遺伝的要因をもっているようです。ごくおおまかにいうと、
日本人はインスリンを出す力が欧米人、特に白人に比べて弱い・・と考えている研究者が多いようです。
日本古来の生活をしていれば糖尿病にはならなかったけれども、この半世紀で生活が大きく変わったから増えたのだといわれています。

つまり、日本人の生活スタイルは、脂肪分をより多く摂取するようになり、第3次産業に従事する人が
増えたことで運動量も低下して肥満傾向が強くなっている。
これらはいずれもインスリンの効き目を悪くする要因。
もともとインスリンの出方が悪い体質なのに、生活習慣の変化でインスリンの効き目も悪くなった。
糖尿病に至る原因が2つ重なったため、患者数が増えているのだ。

インスリンをたくさん出すことができると考えられている欧米白人は、日本人よりもはるかに太っている人が糖尿病になる。しかし、日本をはじめとする東洋人の糖尿病患者はあまり太っていない人が多い。
肥満になる前に糖尿病になるともいえるでしょう。

肥満になりにくい日本人は、さほど太ってはいないのに体が耐えきれなくて糖尿病になる。
つまり、日本人は気づかないうちに糖尿病になってしまう率が高いともいえるのです。
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「2型糖尿病」ならば、生活習慣で予防できる
予防に有効な遺伝子を増やすカフェインの働き
コーヒーを楽しみながら、謎の成分に思いを巡らす

1日にコーヒーを5~6杯飲む人は糖尿病の発症が少ないという研究結果がすでにあります。その程度の量なら飲みすぎの心配もありません。
ただし、眠る前にコーヒーを飲むと人によっては寝つきにくくなるので、ご注意ください。

コーヒーにはさまざまな成分が含まれています。だから、各種の*コホート研究*が示すコーヒーの糖尿病予防効果は、カフェインだけでもたらされたものではないかもしれないという研究結果があります。
コーヒーは食物です。多種多様な成分を含んでいます。
その中の1つの成分だけが重要であるとは言いきれないのです。

カフェインが*ミトコンドリア*の機能を高めることは明らかになりました。コーヒーはまだまだ謎を秘めています。ならば、味や香りを楽しみながら、解明されていないそれらの謎に思いを巡らすのもよいかもしれません。

[ * コホート研究 * ](cohort study)分析疫学における手法の1つであり、特定の要因に曝露した集団と曝露していない集団を一定期間追跡し、研究対象となる疾病の発生率を比較することで、要因と疾病発生の関連を調べる観察的研究である。要因対照研究(factor-control study)とも呼ばれる。
ある基盤(地域、職業など)を元に行なう研究では実験的な介入は行なわない。主に一回の調査を行なう「横断研究」と、二回以上にわたり調査を行なう「縦断研究」があり、後者の中で特に最初の調査の対象者集団をコホートと呼ぶ。コホート研究はこの集団を前向きに追跡しているので、曝露から疾病発生までの過程を時間を追って観察することができる。したがって、疾病の自然史を調べることができる、観察の時間的な順序や論理の流れが実験に近い、複数の疾病についての調査が可能である(特定の曝露の広範な健康影響を調べることができる)、という利点がある一方で、対象としている疾病の発生が稀である場合には、大規模なコホートを長期間追跡する必要があり、時間とコストがかかるという欠点がある。
薬剤疫学・産業疫学などで、過去の曝露状況が記録として残っている場合には(診療記録、職業コホートなど)、過去にさかのぼって、コホート研究の情報を得ることができる。時間的な順序は逆転するが、この情報を使って、通常のコホート研究と同じように曝露状況と疾病の発生の関連を調べる研究方法を後ろ向きコホート研究(historical cohort study)という。
観察の対象となる集団は必ずしも人間ではなく、例えばある物質を与えたマウスと与えないマウスの間で癌の発生率を調べるような研究もコホート研究と呼ばれる。参照:コホート研究 - Wikipedia

[* ミトコンドリア *]真核生物の細胞小器官である。二重の生体膜からなり、独自のDNA(ミトコンドリアDNA=mtDNA)を持ち、分裂、増殖する。mtDNAはATP合成以外の生命現象にも関与する。酸素呼吸(好気呼吸)の場として知られている。また、細胞のアポトーシスにおいても重要な役割を担っている。mtDNAとその遺伝子産物は一部が細胞表面にも局在し突然変異は自然免疫系が特異的に排除 する。ヤヌスグリーンによって青緑色に染色される。
機能
ミトコンドリアの主要な機能は電子伝達系による酸化的リン酸化によるATPの産生(ADPのリン酸化)である。細胞のさまざまな活動に必要なエネルギーのほとんどは、直接、あるいは間接的にミトコンドリアからATPの形で供給される。 しかしそれ以外にも多様な機能を持っており、ステロイドやヘムの合成などを含む様々な代謝、カルシウムや鉄の細胞内濃度の調節、細胞周期やアポトーシスの調節などにも大きく関わっているとされる。ただしすべてのミトコンドリアが上記の機能を担っている訳ではなく、あるものはある特定の細胞でのみ機能している。こうした様々な機能には多数の遺伝子が関わっており、それらに変異が自然免疫で排除されないとミトコンドリア病を引き起こすことになる。
参照:ミトコンドリア - Wikipedia

2:http://coffee.ajca.or.jp/ :http://www.agf.co.jp/
:http://www.keycoffee.co.jp/ :http://www.ucc.jp/ :http://www.coffeeoligo.jp/

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